ブラウザゲームの革新なるか――スクウェア

2012年に複数のブラウザゲームを提供予定 スクウェア・エニックスは米時間の2011年12月8日、Googleが進めるブラウザ技術"ネイティブ クライアント"向けに『 ミニ ニンジャ 』を提供し、12月中にオープンβサービスを開始すると発表した. これはGoogle本社で開催されたネイティブ クライアントに関する発表会に登壇した和田洋一代表取締役社長により発表されたもので、ネイティブ クライアントを「WEBブラウザ上で、家庭用ゲーム機向けネイティブ アプリケーションと同等のクオリティのゲーム体験をお客様に提供することを可能」にすると評価. 2012年はネイティブ クライアントで開発したブラウザゲームを複数提供していくとしている. 『 ミニ ニンジャ 』は、スクウェア・エニックスグループ傘下のIO Interactiveが開発し、同じくグループ傘下のEidosが2009年に発売したアクションアドベンチャー. すでに公式サイトは今回のブラウザゲーム版の告知ページに差し替わっている. ネイティブ クライアントは、Webブラウザ上でC言語C++で書かれたプログラムなどを実行するためのオープンソース技術. JavaSctiptやFLASHHTML5を利用した現行のブラウザゲームよりも直接的にCPU命令を処理できるため、より高度な処理を実現できるとされる. ブラウザゲームに関する技術発表としては、今年の10月にUnreal Engine 3のAdobe Flash Player対応が発表されたのも記憶に新しいところ. ゲームとWebを含めたプラットフォームの関係がどのように変化していくのか注目だ.