いくらZ指定でもこんなに過激で大丈夫!?

スリーピングドッグス 香港秘密警察』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです. ※18歳未満の方は購入できません. ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― オープンワールドタイプのゲームって、前情報を見ておもしろそうだと感じても、どことなく頭の片隅でこう思っちゃうんです. 「アクションが単調なのでは? 」とか「ただ広いだけで人や物は少ないのでは? 」とか「お使いミッションばっかりでは? 」とかネガティブなことを... . 比較的プレイ時間が長めなジャンルということもあって、購入に踏み切るにはそのあたりの情報が欲しいところですよね. 今回、そんな心配性のライター・コジのために(? )、9月27日に発売されるPS3/Xbox 360/PC用ソフト『スリーピングドッグス 香港秘密警察』日本語版の開発中バージョンを、スクウェア・エニックス社内にてプレイさせてもらえることになりました. さて、本作を2時間ほど遊んでみての結論から言いますと... 私と同じような考え方をしてしまう人は、どうぞご安心ください! ネガティブ思考なんて即効で吹き飛ぶほど、予想を超えた内容だったんです! 開発段階のものなのでプレイ中の画面はお見せできませんが、アクション部分のシステムを中心に遊んでみた感触をたっぷりとレポートしていきます! 本作は香港を舞台にしたオープンワールドACT. 香港アクション映画のワンシーンを自分で操作するかのような"シネマティック・コンバット"は見どころです. これぞオープンワールド! 世界観にどっぷり浸れる作り込み まず本作をプレイしていて感じたのは、全体的にすごく作り込まれているということ. 香港の独特な街並みもそうですし、時間で変わる天気や昼夜、返り血を浴びたウェイなど、状況で変化する描写もかなり細かく描かれています. また、街中の人の多さにもびっくり. お祭りが開催されている時の路地はまっすぐ走れないほど人がごった返していたり、普段の街中ではいろいろな車種が道路を走っていたりと、まさにオープンワールドというゲーム性を存分に味わうための舞台が整っているという印象でした. 主人公ウェイの顔にべっとりと貼り付いたリアルな血のりが、戦闘の激しさを物語ります. 作り込まれているのは舞台だけではありません. ミッションに関しても1つ1つの作りや演出が凝っていて、格闘戦、銃撃戦、ドライビングといったアクション部分も、そのジャンルに特化したゲームに負けないくらいのこだわりが感じられ、「こんなトコまで作り込んでいるの!?」と驚かされる部分がたくさんありました. ちなみに、自宅のトイレで用を足すこともできます(笑). また、香港裏社会をテーマにしているだけに過激なシーンも多々あるのですが、こちらもかなり生々しく作り込まれています. 敵対する組織の構成員を容赦なく撃ち殺したり、 子どもを殺された母親が犯人を○○して××にしちゃったり と、見ていて「うおっ!?」、「おお~! 」、「あああぁ... 」など、思わず言葉にならない声が漏れてしまうほど... . このZ指定だからできる容赦のない表現も、香港アクション映画らしいテイストですよね. →テンション上がりまくり! 怒涛のアクション!!(2ページ目) ‡‡香港映画コラム‡‡ 香港の街を舞台に、スリリングな潜入捜査のドラマと激しいアクションが展開する『スリーピングドックス 香港秘密警察』. このコラムでは、本作の世界観にピッタリの香港映画を紹介していこう. どれも見れば体温上昇間違いなしの傑作なので、未見の方はぜひ! 『ポリス・ストーリー/香港国際警察』 超絶スタント&カンフーが今なお光る傑作! 香港最大級の麻薬組織と、ジャッキー・チェン演じるチェン刑事の戦いを描いた傑作アクション. 稀代のアクション・スター、ジャッキー・チェンと言えば、やはり体を張ったスタントが魅力の1つ. そんなジャッキーの出演作の中でも『ポリス・ストーリー』は、特に難易度の高いスタントがめじろ押しだ. 小屋がビッシリと建ち並ぶ急斜面を、小屋を破壊しながらアクセル全開で下るカーチェイス、傘1本で疾走するバスにとりつくスタントは、見ればジャッキー&スタントチームの正気を疑うレベル. さらに終盤のデパートで繰り広げられるラストバトルでは、吹き抜けでの大落下、襲いかかってくるバイクとのタイマンなど、最後まで死亡遊戯なアクションが満載.